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若手社員に役立つスキル

年間100台超えのトップセールスが語る「売れ続ける人」の3つの習慣

アイキャッチ画像:年間100台超えのトップセールスが語る「売れ続ける人」の3つの習慣

トップセールスと聞くと…

営業職

話が上手い人?

他にも、

  • 押しが強い
  • プレゼンが得意

…など、様々なイメージが思い浮かぶと思います。

しかし…
実際に成果を上げ続ける営業パーソンには、共通する「3つの習慣」があります。

今回は、日本の大手自動車ブランドで毎年100台以上を販売し続けた元営業マンの話をもとに、「売れ続ける人」が日々どんな行動をしていたのかをひもときます。

筆者がキャリアコーチとして活動する中で出会った方で、企業研修の講師として登壇していただいたこともあります。

これまでの交流を通じて得た実践的な気づきを、みなさんの仕事にも役立てていただければ幸いです。

1. 営業トークより「相手の話を聴く力」

営業トークより『相手の話を聴く力』が重要であることを伝えるスライド。ポイントとして、『商談の第一歩は話すことではなく聴くこと』、『顧客の小さな関心ごとに寄り添うこと』が挙げられており、ビジネススーツを着た女性と男性が笑顔で握手している写真が右側に配置されている。

営業といえば「話術」が武器だと思われがちですが、成果を上げる営業パーソンが重視しているのは、実は「聴く力」。

相手の言葉に耳を傾け、小さな関心ごとに寄り添うことで、信頼が生まれます。

話すより聴く…
この姿勢が、顧客の心を開く第一歩になります。

商談の第一歩は「話す」ではなく「聴く」

商談の第一歩は『話す』ではなく『聴く』ことを示すビジュアル。3ステップのフローチャートで『顧客の話を聴く』『顧客の立場を理解する』『顧客に寄り添ったサービスを提供する』と順を追って説明。左下には『8割はお客様の話を聴きます』という吹き出しと営業マンのイラストが描かれている。

営業=話術というイメージをもつ方も多いかもしれませんが…

彼が大切にしていたのは「聴く」姿勢でした。

売れる営業

商談の際…
8割はお客様の話を聴いていました

その背景にあるのは…
顧客が本音を話してくれるのは「自分のことを理解しようとしてくれる相手だけ」という考え方があります。

商品を売る前に、その人の立場や困りごと、価値観を深く理解する。

トップセールス曰く…

「聴く」がなければ、顧客に寄り添ったサービスは提供できません。

何を聴くか?顧客の「小さな関心ごと」に寄り添う

顧客の「小さな関心ごと」に寄り添う方法を示したインフォグラフィック。顧客の趣味や悩みから関心を理解し、ニーズを共有、アプローチしてパートナーとしての役割を果たすまでの流れを、ロードマップで表現しています。

誰もがつい使ってしまう営業トーク…

営業職

最近…
お仕事の方はいかがですか?

一見、自然な会話の入り口に思えますが…
相手は、どう答えていいか迷うことも多い。

さらには、相手に…
話題を要求しているような印象を与えかねない。

そこで彼が心がけていたのは、自然に相手の懐に入るアプローチ

たとえば、前回の会話で出てきた「趣味」や「ご家族の話」、「ちょっとした悩み」などに注目し、記憶しておく。

そして、次の商談でこう切り出します。

売れる営業

前回お話されていた○○
その後どうなりましたか?

ポイントは、顧客の「小さな関心ごと」に寄り添うこと。

トップセールス曰く…

顧客の「小さな関心ごと」に寄り添えば、相手は「自分に関心をもってくれている」と感じ、心を開きやすい。そうすれば、あなたはフラットに相談できる「パートナー候補」へと昇格するでしょう。

もっと営業のコミュニケーションの知識がほしい…
そういう方は、以下の記事が参考になります。
ご活用ください。

2. 商品ではなく「誰に届けるか」を考える

営業において「商品」ではなく「誰に届けるか」を考える重要性を説く画像。「売る」から「届ける」への意識転換と、顧客を絞り込むことの有効性を2つのポイントで解説し、商談が成立し握手する男女の写真が添えられています。

営業でつまずいたとき、商品や価格のせいにしてしまいがち。

しかしトップセールスは、「誰に届けるか」に視点を変えていました。

必要としている人に届ける…
その意識が、感謝される営業へと導きます。

顧客の暮らしや価値観に合わせた提案が、選ばれる理由になるのです。

「売る」から「届ける」へ:営業を変える発想の転換

営業は「売る」から「届ける」への発想転換が重要であることを示すインフォグラフィック。「喜ぶ人は誰か」を考え価値を届けることで、ポジティブな気持ちと前向きな行動につながる「ポジティブサイクル」を図で解説しています。

営業成績がふるわないとき、
つい口にしたくなるのが、この一言。

営業職

売れないのはこの商品のせいだ…

でも、彼の視点は違いました。

商品のせいにしない。

私はこの車を…
必要としている人に、届けられているだろうか?

そして、こう考えます。

売れる営業

どんな人なら
喜んでくれるだろう?

その他にも、この車は…

売れる営業

どんなシチュエーションで
活躍できるだろう?

こうして発想が変わると…
「売る」ことではなく、「届ける」ことが目的になる。

すると自然に…

売れる営業

「ありがとう」が返ってくる
営業になるんです

彼が大切にしていたのは、そんな前向きな視点の切り替えでした。

トップセールス曰く…

不満を口にするより、「喜んでくれる人」を探す。その人に届けることが、私の仕事だと思えば、気持ちも行動も前向きに変わります。

セグメント思考:顧客を絞り込み、提案を変える

営業戦略における「セグメント思考」を解説するインフォグラフィック。顧客を細分化してそれぞれに合ったアプローチを考える方法と、ニーズ理解から始まる「顧客中心の販売サイクル」を図解しています。

ここで重要になるのが、セグメント思考

セグメント思考とは…

顧客全体をひとくくりにせず、属性やニーズごとに細分化し、それぞれに合ったアプローチを考える思考法

たとえば、ファミリーカーを提案する場合でも、

  • 小さなお子さんがいる家庭
  • ペットと一緒にドライブしたい人
  • 実家と頻繁に行き来するご家族

…など、生活スタイルによって提案を変えます。

ポイントは…
「この商品をどう説明するか」ではなく、

売れる営業

この人にとって
どんな価値があるかを伝えること

たとえば、

  • この車は荷室が広く、キャンプ用品も楽に積めますよ
  • チャイルドシートに乗せやすい高さなので、腰への負担が少ないと好評です

このように、相手の暮らしに寄り添った言葉を使うことで、提案の説得力が変わります。

さらに彼が大切にしていたのは、「誰に売れるか」ではなく「誰に喜ばれるか」で考える姿勢

トップセールス曰く…

「この商品が合わない人」に合わせようと悩むより、心から喜んでくれる相手を探すほうが、営業はうまくいきます。

3. 顧客のパートナーになる

顧客の真のパートナーになるための3つの要点を解説した画像。「一緒に考える」というスタンス、アフターフォローの重要性、そしてクレーム対応を信頼構築の機会と捉えることの3点を、商談成立で握手する写真と共に示しています。

営業は「売る側・買う側」の対立ではなく、課題解決のパートナーになることが重要。

相手の立場に寄り添い、一緒に未来を考える姿勢こそが信頼を生みます。

さらに、丁寧なアフターフォローや万が一の対応まで含めた「寄り添い力」が、選ばれる営業へとつながります。

「一緒に考える」という営業スタンス

「一緒に考える」という新しい営業スタンスを解説する比較図。顧客の課題解決に寄り添う「プロデューサーの役割」と、商品中心で売り切り型の「伝統的な販売」を対比し、パートナー型営業の重要性を示しています。

商談というと、

営業職

「売る側 vs 買う側」でしょ

…そんな「対立構造」を思い浮かべる方も多い。

でも彼は、商談を「同じ課題に向き合うパートナーシップ」として捉えていました。

つまり、大切にしたのは…
「売る」「値引く」といった「駆け引き」ではなく、

  • この課題、どうすればより良く解決できるだろう?
  • この車を通じて、相手の暮らしや仕事にどう貢献できるだろう?

…といった、一緒に考える姿勢です。

このスタンスは、営業=プロデューサーという考え方に近い。

言われた通りに商品を売るのではなく、

売れる営業

誰に届けるべきか?
どんな提案なら響くか?
を自分の頭で考える

そして、相手の立場や環境に寄り添いながら、
「この車でどんな未来が描けるか」を一緒に描く…

そんな営業こそ、信頼を集め、選ばれ続けます。

もちろん、自社の商品を買ってほしいという気持ちはあります。

しかし、時には商談を無理に進めずに、

売れる営業

今回は条件が合わないので
見送ろう

…と判断することも。

その冷静な判断が、かえって顧客との長期的な信頼関係を築く、と語ります。

トップセールス曰く…

営業は「売り込み」じゃない。一緒に考えてくれる人になる。すると、人は心を開き、交渉のテーブルに着いてくれます。

顧客のロイヤリティは「売った後」に決まる

顧客ロイヤリティは「売った後」に決まることを示すインフォグラフィック。購入は信頼関係のスタートであり、アフターフォローによって「長期的な関係構築」「新規顧客獲得コストの低下」「口コミ伝播」という3つのメリットが得られることを、UFOキャッチャーのイラストで表現しています。

優れた営業パーソンほど、

売れる営業

売ってからが本当のスタート

…という意識をもちます。

彼もまた、こうした「アフターフォロー」を徹底しました。

  • 納車後すぐのフォロー電話
  • 点検・整備のタイミングでの案内
  • 年賀状や誕生日カードなど、節目のあいさつ

こうした「売った後」の接点こそ、信頼を深めるチャンスになる。

結果的に…

お客様

またお願いしたい
知り合いにも紹介したくなる

…という声につながります。

こうした関係づくりの力は、今の時代、ますます価値が高まっています。

とくに近年は、SNSや口コミサイトでの評判が「営業の信用」に直結する時代。

丁寧なフォローが、思わぬところで感動を呼び、

売れる営業

最高の広告になる!

…というケースも少なくありません。

企業にとっても「リピーターの存在」は重要。

なぜなら…

  • 一度の購入で終わらず、長く関係が続く(=LTVが高まる)
  • 既存顧客の維持コストは、新規開拓の5分の1(=1:5の法則)
  • ロイヤル顧客は、次の顧客を「連れてきてくれる」

だからこそ、「購入はゴールではなく、信頼関係のスタート」という発想が、営業には欠かせないのです。

トップセールス曰く…

感動も不満も「売った後」に生まれる。納車後も気にかけてくれる、その心遣いが、次の信頼と紹介につながります。

クレーム対応こそ、信頼を生むチャンス

クレーム対応が信頼を築くチャンスであることを示すインフォグラフィック。迅速な「ワンストップ対応」とスムーズな「各種調整」には、日常からの信頼構築と連携体制が不可欠であることを図解しています。

クルマは高額な買い物。

だからこそ、納車後に不具合やトラブルが起きたときの対応が、営業にとって信頼構築の「本番」になります。

たとえば、こんなケース。

お客様

ガソリンが減らないんですけど…

具体的には…
ガソリンメーターの表示に一時的な不具合があったケースです。

彼の行動は…

  1. お客様の不安を受け止め、状況をヒアリング
  2. サービス部門と整備や点検の段取り
  3. お客様に見通しを説明

ここで大切なのは、

お客様

あちこちに連絡しなくても
この人に言えば大丈夫

…と思ってもらえる営業になること。

「お電話をサービス部門に回します」など、「タライ回し」の状況をつくったら、信頼はすぐに崩壊します。

点検の手配から修理、代車の案内、店舗のスケジュール確認まで、なるべくワンストップで対応できるよう動く。

この姿勢が、安心感と信頼につながります。

事前の連絡も重要です。たとえば…

売れる営業

店休日や営業時間外は…
○○〇にご連絡いただければ
対応できるようにしています

不具合そのものをゼロにはできなくても、「いざ」というときは、頼れる人がいる…。

そう感じてもらえるかどうかが、信頼構築の分かれ道です。

トップセールス曰く…

お客様が迷わず相談できるように動く。それが、顧客の心に「この人に任せたい」という気持ちを生みます。

選ばれるのは「商品」ではなく「あなた」

営業のまとめとして「選ばれるのは『商品』ではなく『あなた』」というテーマを掲げた画像。顧客から「相談したい」と思われる存在になり、顧客の「伴走者」になることの重要性を、2つのポイントで解説しています。

家や車のような大きな買い物になるほど、性能や価格だけでは決めきれなくなります。

そこで大切なのが、自分の話を丁寧に聴き、未来を一緒に考えてくれるかどうか。

提案力だけでなく、寄り添う姿勢や信頼関係が、「この人に任せたい」という決め手になります。

まずは「相談したい」をつくる

顧客から「相談したい」と思われる存在になるための4ステップを示したインフォグラフィック。丁寧なヒアリングから顧客に寄り添った提案、購入後のフォローを経て、困ったときに頼れる存在になるまでの道のりをタイムラインで図解しています。

たとえば、人生に一度の買い物…
あなたが家を建てるとき、どんな設計士に任せたいですか?

住宅購入希望

住宅の知識が豊富な人かな…

それとも…
あなたやご家族の未来の暮らしを丁寧にくみ取り、理想を形にしてくれる人でしょうか?

設備や間取りの説明だけでは、便利さは理解できても、それが自分の人生にどんな影響を与えるのか分からない。

やはり、「私の理想」を理解し、それを形にしてくれる設計士に選ぶと思います。

カーライフの提案も、まったく同じです。

車の性能や装備を説明するだけなら、誰にでもできます。

でも、トップセールスは違う。

  • 丁寧なヒアリング
  • 相手の生活を思い浮かべた提案
  • 納車後のフォローや、困ったときの頼れる

その一つひとつが、お客様の中に…

お客様

この人は
私たちの未来を真剣に考えてくれる

…という実感に変わります。

その実感が積み重なったとき、お客様の心に…
「この人なら相談できる」という気持ちが生まれます。

誰かの「伴走者」になる

営業の役割は顧客の「伴走者」になることだと解説するインフォグラフィック。信頼構築、価値提供、長期的な関係構築、伴走者としての姿勢という4つの重要な役割を、鍵のイラストと共に示しています。

営業の仕事は、ただ商品を売るだけのものではありません。

相手の人生を、より豊かにするパートナーになる。

そう考えたとき、営業という仕事は、ただ「売る」だけではない、大きな価値を届ける仕事に変わります。

トップセールス曰はく…

売れる営業

車を売っている
という感覚はないんです

その方の人生が、この車と一緒にもっと楽しく、もっと豊かになる。

その未来を一緒につくるお手伝いをしているだけ。

お客様から…

お客様

あなたに任せて、本当によかった

…と言ってもらえる。

この一言が、私のモチベーションだった。

最終的に選ばれるのは、機能や価格ではなく…
お客様の暮らしに寄り添い、人生をより豊かにする「伴走者」としての姿勢です。

この記事で紹介した習慣が、あなたの営業活動を「売る」だけの仕事から、「誰かの人生を支える」仕事へと変えるきっかけになれば幸いです。

今日からの一歩が、誰かの「あなたに任せたい」を生むかもしれません。

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