Self-Care

老害化の予防 ~ 特効薬は「じこまん」です!?~【アラフィフのセルフケア】

アイキャッチ画像:老害化の防止

「Self-Care」では、豊かなアラフィフ・ライフについて記事を書きます。

 さて、こんな場面はありませんか?

老害化の悩み

まだ言われるだけ、あなたは受け入れられています。

これが陰でヒソヒソ言われ、ましてや「老害」というレッテルを貼られていたら、あなたはもはや肩書だけの存在と化しています

さて、「老害」という言葉がメディアで取り上げられると、アラフィフは心がさわぎます。自分の中にも老害化の芽があるのではないか

そこで、初回は「老害化予防とその解消法」をテーマに記事を書きます。

こんな人に役立ちます。

  • 自分抜きの飲み会が盛んに行われている
  • 家族から話が長いと言われた
  • つい感情的になったと反省することがある

 

何をもって「老害」というのか!

老害の正体は社会圧:結局は人間性である

老害の正体とは…

老害とは、「組織や社会で幅を利かせすぎて言動が疎まれる高齢者、あるいは、傍若無人な振る舞いによって若者に必要以上の負担や迷惑をかけている高齢者など」を指しますが、平たく言えば「迷惑な老人」ということです。

「老害」の特徴として、よく以下の例が挙げられています。 セルフチェックをしてみましょう。

  1. 相手(周囲)が求めていないのに意見する
  2. 自分の考えに固執し、他の意見を受け入れない
  3. 肉体の機能の衰えを経験でカバーできると考えている
  4. 話が長い
  5. 同じ話を繰り返す 話がくどい
  6. 年功序列にこだわるなど保守的
  7. プライドだけは高い
  8. 感情的
  9. 「老人」であることを、自分の都合に合わせて使い分ける
  10. 時や場所をわきまえない

セルフチェックでお気づきと思います。

例えば、若い人の中にも、時や場所をわきまえない人やプライドだけが高い人はいるではないか。しかしながら、これらは老害の特徴として世に広まっています。

結局は、老いに対する嫌悪の反映です。いつの世にも迷惑な人はいます。
しかし、これが老人だとさらに疎まれるという現象。世間一般の「老い」に対する冷たい目であり、つまりはアンチエイジングの価値観を老いた他人に向けた結果と言えます。さらには…

老いたらおとなしくせよ、という社会圧

でもあります。

以上が老害の正体であり、根本は他から疎まれるような人間性にあるのです。

老いの迫る自分を指さして、「君たちもやがてこうなる」と若い世代に大声で言いたくなりますが、実際にそのようにすれば早くも「老害」のレッテルを貼られるので、これはおすすめしません。

結局は自分づくり

老害化は自分づくりで対応できる

老いることは自然なことですから、アラフィフは少しずつ老いを受け入れながら、やはり自分づくりに励むべきです。老いという荒波を防ごうと無駄な努力をするよりも、その荒波に備えるほうが時間を無駄にしません

先ほどのセルフチェックを裏返してみると以下のようになります。

  1. 聴く姿勢がある
  2. 他の考えに寛容で柔軟に対応する
  3. できることとできないことを正確にわかっている
  4. 端的に要点を話す
  5. 確認したら見守る
  6. 新しい情報に接する習慣があり、精査して受容・活用する
  7. 気さくな人柄である
  8. 感情をコントロールできる
  9. 理性的
  10. 場所や時をわきまえた言動をとる

いかがですか。老若男女を問わず上記のような方ならば、友だちになりたいと思いますね。

では、これを目標に、「自己満足のスキル」の提案をします。

また、下の関連記事も老害化防止に大いに役立ちますので、ご参照ください。

老害化予防のための自分づくり

老害化予防のための自分づくり

自己満足が大切な理由

「相手(周囲)が求めていないのに意見する」など、他人の領域まで踏み込んでしまう老害化の傾向は、その場その時には必要とされていないという感知力の低下によります。

また、「よけいな口出し」などは、自分の価値観の押し売りであるとともに、他から評価されないと自分を保てないという依存の裏返しです。

自分の内で完結できない鬱屈の表出なのです。つまりは、

自己の生活満足度の低下が原因

自己満足度の高い人は、他人に自分の価値観を押しつけることをせず、他からの評価に頼らず、常に自分の努力で手が届く範囲で人生を謳歌します。

そして、その多くは得ることよりもあることに満足し、自分の価値はなくならないという自信を、節度をもって維持しています。

一方で…

アラフィフに迫る退職などを機に、刺激や適度なストレスは減少し、それにともなって達成感や成就感を味わう機会も減っていきます。

肩書の消滅、社会とのつながりの希薄化、健康不安などから、自己満足度はさらに低下

老害化の芽が育つ土壌は目の前に用意されています

 そこで、アラフィフにできる準備としては、

自己満足度を意図的に向上させる努力

他人の領域に踏み込んで得る満足ではなく、節度のある自己満足です。

2021年に内閣府が発表した「満足度・生活の質に関する調査報告書」には、以下の記述があります。コロナ下においては、特にアラフィフ世代のダメージが深刻です。

(2021年における)年齢別の生活満足度の変化を見ると、40-64 歳のミドル層の生活満足度の低下幅が大きい。一方、15-39 歳の若年層、65-89 歳の高齢者層の生活満足度は概ね横這いとなっている。

※ 詳しくは https://www5.cao.go.jp/keizai2/wellbeing/manzoku/pdf/report05_1.pdf

この結果から、老害の若年化が進む恐れも否定できません。

自己肯定感の呪縛

さて、自己満足よりも「自己肯定感」ではないか。こちらの方が世にもてはやされており、価値が高いと考える方も多くいらっしゃいます。

自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定する感覚であり、幸福に大きく影響する感覚ということです。「幸福に大きく影響する」ということから、自己肯定感を高めるスキルが世にもてはやされています。

しかし、果たして「ありのままの自分を肯定」できる方がこの世にどれほどいるのか…。特に、

義務教育の中で、自己肯定感どころか自己反省をくり返し求められて育ったアラフィフにとって、自己肯定感は悟りの境地に近く、あまりに高尚な概念
※筆者の自己肯定感の捉え方に問題があるかもしれませんが…

さらにアラフィフは、『巨人の星』を理想とする価値観の中で育ったので、「いいとこさがし」「ほめて伸ばす」ことを是とする価値観は素直に受け入れがたく、自己肯定感には感覚的にもなじめないのです。

一方で、自己満足という言葉にもネガティブな印象が植えつけられており、一般的には「ジコマン」と他人を中傷する場合によく使われます。

かくして、アラフィフは、自分を素直に肯定もできず、「ジコマン」と言われるとさらに自己肯定感が低下するという袋小路に追い詰められているのです。

しかし…

他人の領域に踏み込まず、自分の中で完結する自己満足であれば、老害と認定される心配はありません

さらに、法に触れない、悪事を働かないという線引きをすれば、「ジコマンだけど、何か?」と胸を張って押し通してよいわけです。

自分の心を満たすことで、心に余裕が生まれて、他人にも寛大になれます。

よって、アラフィフは自己満足を洗練しながら謳歌していくべきです。

これらのことから、老害化の予防にあたり、アラフィフはまず自己肯定感という呪縛から離れ、自己満足を肯定することから始めよ!という結論に至ります。

自己満足を謳歌する

自己満足を促す方法

アラフィフが自己満足度を飛躍的に高める方法

アラフィフが自己満足度を高めるためには、「孤独感に陥る癖」を克服することが重要
一人の時間を楽しむことができれば、自己満足度は飛躍的に上がります。

一人を心から楽しめる感覚、一人であっても孤独感がない状態です。

しかし、これまでに受けた教育や社会経験などから、アラフィフは一人でいることにネガティブな感覚があります。

「みんな友だち」「友だちっていいな」「協力しましょう」「団結しよう」など、アラフィフ世代は集団(団体)行動重視の教育を受けてきており、「孤立」は「変なやつ」扱いされる環境に育ちました。

したがって、「1人=友達がいないの?=寂しいやつ→恥ずかしい」であり、アラフィフには

一人でいることについてネガティブなとらえ方をする癖が、知らず知らずのうちについています

まず、大勢の中にいれば孤独ではないのか、という問いから「孤独」についてとらえ直していきましょう。

例えば、渋谷のスクランブル交差点で大勢の人とすれ違う時、知り合いのいないパーティー、出張先で入ったレストランなど…

これらの時、アラフィフはつい人と比べています

手をつないで歩いている恋人たち、談笑しているビジネスマン、仲よく食事をしている家族と、「一人でいる自分」というように…

成績順位や偏差値などの競争にもまれて育ったアラフィフは、なぜか「つい比べてしまう」という悲しい傾向があります。人と比べて満足の度合いを推し量る傾向です。

そこで、アラフィフは、「つい比べてしまう自分」に気づき、

心の視線を変えることが必要

他人の目ではなく自分の目を気にして、その視線を他に向けるのです。

視線を変える先はどこか…

一人でいても孤独を感じないときがあります。3つの例を挙げます。

  • ジムで筋トレに励んでいるとき
  • 読書をしているときや、音楽を聴いているとき
  • 思い出にひたるとき

これらの時、心の視線はどこに向いているか、簡潔に3つに整理します。

  1. 心ときめく目標
  2. 自分に充足感をもたらすこと
  3. 心のよりどころ

上記の3つに心の視線を向ければよいのです。

あとは、皆さんの個性や思い出に合わせて選択し、行動に移しましょう。

目標

心ときめく目標に心の視線を向ける

例えば、肉体改造、達成したい数値目標、女性からの視線(笑)など、最も自分を満たす目標でいいわけで、その目標は自己満足でよいのです。モチベーションの維持がとても大切。  

モチベーションを保つ具体物を用意するのがコツです。それを見ればやる気が沸き起こるものです。

サイクリング(趣味)

充足感をもたらすことに視線を向ける

心から楽しめる趣味を一人楽しむ。趣味は皆さんの嗜好に合わせて選択すればいいわけで、その成果は、あくまで自己満足でよいのです。

趣味をさがさねばと、肩ひじを張って見つけようとしないこと。

アンテナさえ張っていれば向こうからやってきます

趣味に限らず、社会貢献など自分に充足感をもたらすことも視野に入れてください。

※ 筆者は「一人旅」を楽しんでいます。関連記事は以下の通りです。

思い出

心のよりどころに視線を向ける

思い出の写真を整理する、思い出の場所を訪ねる、懐かしいグッズを手に入れるなど一人懐かしむ

あなた自身が懐かしむことができればいいわけで、その内容はやはり自己満足でよいのです。一人でいてもつながっている感覚を味わうのです。

離れていても、遠い記憶であっても、つながりを感じれば孤独は去り、豊かさが自分の中に広がります

「懐かしむ」については次回記事も参照してください。

ポイントを整理すると

  • 自己満足を高めるためには、「孤独感に陥る癖」を克服する
  • 「人と比べる」と孤独が近寄る
  • 「つい比べてしまう自分」に気づき、心の視線を変える
  • 自己満足を謳歌する

自己満足とは、思考から感覚へとスイッチを切り替えて「今」を味わうこと

自己満足に至るプロセス

アラフィフが老害化の芽を摘み取るためには、他人の領域に踏み込まず自分の内で完結できるような自己満足を、洗練しながら謳歌していくことが大切

自己肯定感という呪縛から離れ、積極的に自己満足度を高めていきましょう。

アラフィフが自己満足度を高めるためには、「孤独感に陥る癖」を克服することが大切。集団(団体)行動重視の教育を受けてきた私たちは一人でいることについてネガティブなとらえ方をする癖があります。

さらに競争社会で生きてきた私たちは人と比べて満足の度合いを推し量る傾向があるため、比べることで孤独を感じてしまいます

「つい比べてしまう自分」に気づいたときは、心の視線を変えましょう

一人でいても孤独を感じないときに着目して、目標・充足感をもたらすこと・心のよりどころ、の3点に心の視線を向けてください

そうやってあなたの個性や思い出に沿って行動すれば、自己満足度は高まります。
つまり…

判断のセンサーを思考から感覚(自己満足)へ移設する

ことによって、他人の領域まで踏み込んでしまう「迷惑老人」への成長をくい止めることができます。

さて、老害という言葉が昨今ピックアップされだしたのは、「素敵な年のとり方」をしている人が少なくなったという、世間からの批判でもあります

アラフィフは老害予備軍とならないように、我が身をふり返ってマイナーチェンジをしていきましょう。

「【ヒューマン・スキル】対立を生まない人間関係のスキル」も参照してください。

では、続きは次の記事でお会いしましょう。

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