アラフィフだからこそリスキリング！：人生を豊かにする学び習慣のつくり方

かつては｢4to40」と言われ…
大学で４年間の学びが40年間のキャリアにつながるとされました。

しかし現在…
今必要とされるスキルが、将来も同じように価値をもつとは考えにくい状況になりました。

シリコンバレーでは「4to4」という言葉が誕生。
4年間の学びで4年だけ働けるという意味です。

つまり、「学びの寿命」は、1/10にまで低下。

このような動向から、

　　…と声高に言う人も多い。

実際のところ、
日本の｢学習・自己啓発実施率｣は…
以下の調査対象18か国中（ワースト）１位。

グローバル就業実態・成長意識調査／パーソル総合研究所／2023年4月
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/global-well-being.pdf

｢何もやっていない」人の割合は52.6％。

とくに40代以降低下し、
50代以上は60％に達することもわかりました。

とはいえ、引退モードのアラフィフが…
｢何を今さら…」とリスキリングに背中を向ける気持ちもよくわかります。

この期に及んで、

　…という心の声も聞こえてくる。

そこで提案…

リスキリングを単に職業的な必要性から見ずに、

時代が求めるスキルを追うばかりでは…
エネルギー切れが起こる。

企業が求めるスキルセットの鋳型にはめ込まれては、モチベーションも上がらない。

本記事では、
｢何を今さら」と思いがちなアラフィフに向けて、
人生を豊かにする 学び習慣のつくり方を解説。

どうせやるなら、
副業と関連づけるほうがモチベーションも高まる。
その実現について、ヒントを散りばめています。

ポイントは、次の２点…

なお、リスキリングを進める立場にある人は、
次の記事が参考になります。

リスキリングとは？：マネジャーがやるべき３つの役割企業がいよいよ本格的にデジタルトランスフォーメーション（DX）に取り組み始めるなか、それにともなう必須の人材投資として、リスキリングの必要性が高まっています。各職場では求められるスキルの大幅な変化に適応するために、すでにリスキリングのプログラムを展開しているところもあると思います。このような中、マネジャーはどのような役割を果たすべきか…今回はリスキングの概略とともに、そのマネジメントの要点を記事にしました。...

学びの入り口は今ここにある

50代が学び直しを考える際に、多くの人が、

■ 新しい分野に挑戦することが難しい
■ 現代の技術の進歩についていくのが大変だ
■ 何が有益で興味深いかを見極めるのが難しい

　…と感じ、立ち止まってしまいます。

これらは…
学び直しを考える人々が直面する共通の問題。

このような閉塞感を打破する、おススメの方法は…

新しい仕事のやり方を始める過程で、他の分野にも知識や興味が広がります。

つまり、好奇心の連鎖が起こる。

ひとつの興味が次々と他の興味へとつながっていく現象です。たとえば…

■ ある本を読んでいると…
　 関連する記事を読みたくなった
■ 旅行先で…
　 その地域の文化や歴史を詳しく知りたくなった
■ 新しいレシピを試したら…
　 別の食材を加えるなど、アレンジしたくなった

好奇心の連鎖は、日常的に起こる自然な反応。

これを、現行の仕事に当てはめてみましょう。

つまり、今ここにある仕事をバージョンアップすることで、意図的に好奇心の連鎖を引き起こすようにします。

たとえば…

■ プレゼン資料の作り方や知識の整理
■ ＡＩを活用した文章作成や画像生成
■ ITツールの導入による業務フローの自動化
■ 社内コミュニケーションの改善
■ 業務マニュアルの整備
■ 単純業務の自動化（RPAの導入）
■ 業務改善ITツールを活用した業務の進捗管理
■ タイムトラッキングツールの活用
■ 顧客情報の一元管理（CRMシステムの導入）
■ 従業員のスキルアップや人材育成方法の改善

など、現行の仕事にかかわる中から、自分の権限の範囲内で収まる、小さな変革から始める。

これが後々、副業に発展する「種」になります。

大切なのは…
知識や技能が高まる過程で、新たに起こった好奇心に素直に従い、学びの領域を広げることです。

■ 今まで知らなかったことを知る
■ できなかったことができる

これらにより、個人や周囲に変化が起きます。　　

楽しさを感じないのであれば、別の「入り口」を求めればいいのです。

具体的なスキルの高め方については、個々の状況や目標によりますので、その道のプロに助けを借りることをおススメします。

このほうが最短で目標を達成できます。

現在は…
スキルマーケットが充実し、自分の学習スタイルに合わせて専門家から学び、スキルアップすることができます。

オンライン学習を選べば、地理的な制約もなく、安価で利用しやすい。

キャリアに特化したスキルの獲得を目指すなら、次の記事が参考になります。

【副業関連記事】副業サポートコースあり：低価格でキャリア相談ができる『coachee（コーチ―）』利用のメリット「ポータブルスキルを活かして副業！だけど不安」というモヤモヤを解消するには、すでに「できている人」から学ぶ方法が近道です。しかし、社内には相談できる人がいない、ましてや副業相談できる人はいない…という方に向けて、手ごろな料金で相談できるキャリア相談サービスを紹介します。...

そのほか、スキルを高める方法として、
次のスキルシェアサービスの利用をおススメします。

ここ最近、取引先との雑談で投資が話題に上ることが多い。
資産運用に興味のある方は、投資の知識が仕事に活かせます。

自身の資産運用のほか、取引先との距離を縮める知識として使える。

実績のある講座としては…
オンライン投資スクールＧＦＳ（Global Financial School）がつくった講座「バフェッサ」が、初心者向けに設計されており、おススメです。

公式サイト：バフェッサ

投資に関する知識やスキルを身につけたい人にとって有益なリソースとなります。
｢バフェッサ」のサイトを訪れて、投資の有力情報を得てください。

投資からＦＰ資格に関心をもち、資格取得へと進む人もいます。
資産運用・管理のノウハウ習得は、多くの人の関心事。

業務委託の求人もあり、セカンドキャリアの選択肢が広がります。

ＦＰ資格取得は…
オンライン学習サービスの利用が最適です。

スキルをシェアする側になれば、副業のほかセカンドキャリアの形成につながります。

また、クラウドソーシングサービスを利用すれば、在宅ワークも可能。

在宅ワークに興味のある人は、以下の記事をご参照ください。

離職期間からの復帰・副業探しにおすすめ！未経験から始めるクラウドワークス【始め方の基礎知識】副業のスタートや再就職への足がかりに、クラウドソーシングサービスの利用をおすすめしています。本記事では、クラウドソーシングサービスの中でも、最も利用者の多い「クラウドワークス」をとりあげて解説します。利用のメリットは、仕事の選択幅が広い、確実に報酬を得られる仕組みがある、ロールモデル（お手本になる人）を見つけやすいなど、未経験の方でも始めやすいことです。在宅ワークを始めるにあたって、必要な情報をコンパクトに整理してお届けします。...

どうせなら、
資格を取得してセカンドライフを安定させたい。
…という人には、すき間時間で学べる
オンライン学習サービスの利用をおススメします。

実績のあるサービスを３点紹介しておきます。
仕事と関連深い講座を選択するのがポイント。

資格の取得後、マッチングサービスを利用すれば、すぐに副業が実現。
急ぐ人に紹介するのは、｢資格のミカタ」です。

公式サイト：資格のミカタ

このサイトは、有資格者に特化したマッチングサービスを提供しています。

このように…
学びのアウトプットが、副業のほかセカンドキャリアや資産の形成へと発展します。

まずは、好奇心の連鎖を活用し、学びの入り口を見つけましょう。

本格的に副業を始めたい人は…
下の記事が参考になりますので、ご活用ください。

【副業への完全ロードマップ】副業に興味がある未経験者必見！キャリアアップと副業の両方をかなえる方法生活に必要な資金、思いもよらない出費、いつ訪れるかわからない体の不調…。加えて、ライフステージによる時間の制約、自分に残された時間…。今のうちに副業を確立したい、という方に向けて、そのロードマップを解説します...

コミュニティへの参加で学びに巻き込まれる

現在は独学がブーム…
しかし、個に閉じた学びは行き詰まると突破口が見つかりにくいものです。

行き詰まりは即「あきらめ」につながり、学びの継続が困難になる。

そこで提案するのが…

※ ここでは、家族・職場を、第１・第２のコミュニティとし、それ以外のものを「第３」と呼びます。

学びの「孤立」を乗り越えるには、「多様な生き方との出会い」が突破口になるからです。

詳細は、次に紹介する記事の中で解説しています。

キャリアの停滞・副業の行き詰まりに悩む人必見！コミュニティの活用で打開策を探そう「個人のキャリアは自己責任のもと、自力で切り開く」これは正論に聞こえますが、最良の方法ではありません。行き詰まったり停滞したりすると、孤立に陥るからです。本記事では、キャリア形成や副業における孤立を回避する方法を解説します。カギは、第３のコミュニティへの参加。ただし、良質なコミュニティかどうか見極めが必要です…...

コミュニティへの参加は、次の3つの恩恵が得られます。

ポイントは…

コミュニティにおける重要なコンテンツは、「ヒト」です。どんな「ヒト」が集っているか、ということが選択の観点になります。

まずは、参加者の類似性の高さに着目しましょう。参加者の類似性が高いほど充実感が得られやすく、コミュニティへの愛着が高まります。

たとえば、プロボノに取り組むサービスグラント。

プロボノとは、専門的なスキルや経験を活かして、社会課題の解決にボランティアとして貢献する活動のこと。

以下は、サービスグラントのプロボノの説明。

興味のある方は、サービスグラントの公式サイトを訪れて、さらに詳しい情報を得てください。

公式サイト：サービスグラント

サービスグラントは、プロボノの力を通じて、社会課題の解決に取り組む非営利組織の支援を行っているNPOです。

プロボノ参加者向けの説明会やイベントも随時開催されているので、参加を検討している方は、これらの機会を利用するとよいでしょう。

参加することによって得られるのは…

• 新たなアウトプットに挑戦する機会が得られる
• 自分の仕事の価値を外から見直すきっかけになる
• 自分のスキルの汎用性が磨かれる
• バックグラウンドの違う人と働く経験を得られる
• コミュニティのなかで、新たな仲間が増える

詳しく知りたい方は、「参加者の声」を参考にされてください。

コミュニティへの参加は…
学びに向かうエネルギーを生み出します。

学び習慣をつくるためには、このような「巻き込まれ方」を選択するのも有効な手段。

他者との関係のなかで刺激や気づきを得てモチベーションが高まり、学びの習慣が継続します。