先 輩

この前の本読んだ? どうだった?

上司や先輩からこう聞かれて、ドキッとした経験はありませんか?

返答は、だいたい次の2パターンです。

パターン1

あ、まだ途中です
(実は読んでない)

パターン2

すごく勉強になりました!
(もう内容は忘れた)

真面目な社員ほど、成長するためにビジネス書を手に取ります。

しかし、読み終えたそばから内容を忘れ、
結局仕事に活かせていない…

そんな「消化不良の読書」に陥っている人は少なくありません。

実は、ビジネス書の内容が頭に残らない原因は、あなたの記憶力のせいではありません。

問題は、もっとシンプル…

アドバイザー

使う前提で読んでいないだけです

そこで今回は、忙しい若手が最短で成長し、周囲から「吸収が早いな」と一目置かれるための、「アウトプット前提」の読書術を紹介します

教養を深めるためではなく、
明日の現場で戦う「武器」を手に入れるための読書に切り替えましょう。

なぜ、真面目に読む人ほど内容を忘れるのか?

せっかく安くないお金と貴重な時間を使って本を読むのですから、隅から隅まで吸収したい。

そう思うのは当然です。
しかし、ビジネスにおいてその真面目さは、時に足かせになります。

「読んでも忘れる」という現象には、明確な2つの理由があります。

理由1|「全部理解しよう」とする完璧主義

一つ目の理由は、最初から最後まで一字一句漏らさず読もうとする「完璧主義」です。

ビジネス書には膨大な情報が詰まっています。それらを全て頭に入れようとすると、脳の処理能力を超えてしまい、結果として「何が重要だったか」がぼやけてしまいます

例えば、営業の本を読んで「使えるテクニック」を10個覚えようとしても、実際の商談ではどれも思い出せない。

結局いつも通りの話し方になってしまう。
そんな経験はありませんか?

「全部大事」と思って読むことは、

アドバイザー

逆説的ですが
「何も残らない」ことと同じ

読破することを目的にせず、
まずは肩の力を抜くことがスタートラインです。

理由2|学生時代の読書モードが抜けていない

2つ目の理由は、
読書の目的設定が「学生モード」のままであることです。

学生時代の教科書は「テストで100点を取るため」に、全体を漏れなく理解する必要がありました。これは「学生の読書」。

社会人に求められるのはテストの点数ではなく「成果」です。

社会人の読書において、1冊の本を100%理解する必要はありません。

むしろ、今の自分の課題を解決する「たった1行」が見つかれば、

アドバイザー

残りのページは読み飛ばしても
元は取れているのです

【関連記事】
もしあなたが「そもそも自分に合った勉強の仕方がわからない」と迷っているなら、自分自身の学習タイプを知ることから始めてみるのも、一つの手です。

インプットを変える「アウトプット前提」の3つのルール

では、具体的にどう読めば「使える知識」として定着するのでしょうか?

一般的に、学習定着率は「インプット(入力)」よりも「アウトプット(出力)」を行った時の方が高まると言われています。

明日から実践できる3つのルールを紹介します。

ルール1. 読む前に「誰に話すか」を決める

本を開く前に、アウトプット先を予約してしまいます。

  • この本から得たネタを、明日の朝礼スピーチで話そう
  • 悩んでいる後輩へのアドバイスに使おう
  • 尊敬する先輩との雑談のきっかけにしよう

誰かに「伝えるつもり」「教えるつもり」で読むと、脳の情報収集感度は飛躍的に高まります。

漫然と読むのではなく、

アドバイザー

あの人に話すなら、ここが面白いかも
という視点でページをめくりましょう

【関連記事】
本の内容を話すとき、ただの感想で終わらせず「こいつ、デキるな」と思わせたいなら、話し方の型(チャンキング)が使えます。

ルール2. 「全部読まない」勇気を持つ

前述の通り、
ビジネス書は最初から最後まで一字一句読む必要はありません。

まずは「目次」だけを読む
そして、今の自分が抱えている課題や、興味がある章だけを「つまみ食い」します。

自分にとって重要ではない事例やエピソードは大胆に飛ばしましょう。

「1冊から3つの気付きを得よう」とするより、

アドバイザー

明日、現場で使える1つの武器
を探す

この軽やかさが、読書のハードルを下げ、継続率を高めます。

ルール3. 24時間以内に「ネタ」として使う

読んだ内容は、24時間以内に何らかの形で外に出します。

  • 同僚とのランチで「昨日読んだ本に、面白いことが書いてあって…」と話す
  • 会議の資料作成やメールで、その本のフレーズを引用してみる

完璧な書評を書く必要はありません。

アドバイザー

「受け売り」でいい

口に出して誰かの反応を得る
この「小さなアウトプット」の積み重ねが、読書を「記憶」ではなく「経験」に変えていきます

【関連記事】
もし「本を読む時間がそもそも取れない」「目の疲れで活字がつらい」と感じているなら、読書の「形式」自体を変えるのも一つの選択肢。

50代だけでなく、忙しい社会人にもオーディオブックが向いている理由を解説しています。

先輩・上司はここを見ている!「こいつできる」と思われるポイント

この読書術を実践すると、あなたの知識が増えるだけでなく、社内評価という副産物もついてきます。

上司や先輩は、あなたの読書のどこを評価しているのでしょうか?

ポイント1|知識量ではなく「行動の変化」

上司は、あなたがどれだけ難しい本を読んだかには興味がありません。

彼らが見ているのは、

アドバイザー

情報を、どう行動に変えたか
だけです

「本を読んで勉強になりました」だけで終わる人と、「本に書いてあった〇〇という方法を、さっそく試してみました」という人。

どちらが評価されるかは明白です。

ビジネス書は、読み終わった時がゴールではなく、本を閉じて行動した瞬間がスタート

【関連記事】

勉強しているのに、なぜか評価されない
そう感じている方は、スキル以外の部分に原因があるかもしれません。
👇の記事が参考になります。

ポイント2|「本で読んだ」を自分の言葉で話せるか

本の内容をそのまま丸暗記して話しても、相手の心には響きません。

評価される人は、

アドバイザー

本の内容を自分なりに噛み砕き
「自分の言葉」に変換します

「○○のケースで応用できるのでは?」と発想し、
知識を「自分たちの文脈」に置き換えて話せるようにする。

この姿勢が、
「成長スピードがはやい」と職場の好感度を高めます。

ポイント3|学びを仕事に接続できているか

最終的には、読んだ内容が実際の仕事のアウトプットにつながっているかが重要。

  • 企画書の根拠データとして引用する
  • 営業トークの切り返しに使う
  • 会議の進行(ファシリテーション)に取り入れる

このように、

アドバイザー

知を実務に編み込む人こそ
成長人材として認められます

読書を「教養」から「武器」に変えよう

ビジネス書を読んでも忘れてしまうのは、
やる気や能力の問題ではありません。

「覚えよう」としていた目的を、「使おう」に変えるだけで、景色はガラリと変わります。

【今回のポイント】
改めて、今日から意識したいことを整理します。

  1. 読破を卒業し、「1行の武器」を探す
  2. 読む前に「誰に話すか」を決めておく
  3. 24時間以内に「受け売り」でいいので話す

まずは手元にある積読(つんどく)の中から1冊選び、目次だけ眺めてみてください。

そして、

アドバイザー

「明日の雑談で使えるネタ」を
1つだけ拾ってみてください

その小さなアウトプットを積み重ねていくうちに、先輩との会話の質が変わってくることに気づくはずです。

先 輩

おっ、その視点は面白いね

そう言われる頃には、あなたはもう「指示待ちの若手」ではなく、自ら学び、成果を生み出す「頼れるビジネスパーソン」へと進化しています。

読書が「評価につながる最強の習慣」に変わる瞬間を、今日から体感してください。

【さらに成長したいあなたへ】

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