「第二の人生」では…
- 本当にしたいことに打ち込みたい
- 楽しむために、お金を使いたい
…などなど
アラフィフともなれば、誰もが「次のステージの理想」を思い描くものです。
とはいえ…
最優先事項は、生活の経済基盤を固めること。
それゆえ…
気になるのは、第二の人生で携わる仕事:セカンドキャリアです。
セカンドキャリアの選択肢は、さまざま。
たとえば…
- 定年延長戦で、いけるところまで
- 定年前に転職
- 友人、知人の紹介で再就職
- 独立・起業
- 業務委託で在宅ワーク
しかし、我が身を顧みると…
- 自分には、どんな選択肢があるのか?
- 人材市場に通用するスキルが、自分にあるか?
…といった迷いや不安が浮上します。
そこで本記事では…
セカンドキャリアの備え方を解説!
具体的には、次の3点の備えです。
- 収入源の多様化を図る
- 自分の強みを見極める
- ロールモデルをもつ
この記事の「あなたに役立つ」情報は次の3つ…
- 「ゆとり」のあるセカンドライフのつくり方
- 副業を成功に導く「強み」の見つけ方
- 理想の未来の見つけ方
アラフィフのうちに、収入源の多様化を図る
「ゆとり」を創造は、経済基盤の強化から
だれもが望む「ゆとりのある老後」…
しかし、現実はなかなか厳しいものがあります。
以下は、生命保険文化センターの令和4年度「生活保障に関する調査」結果の記述。
(5) ゆとりある老後生活費
「老後の最低日常生活費」と「老後のゆとりのための上乗せ額」を合計した「ゆとりある老後生活費」は月額で平均 37.9 万円となっている。(P115に掲載)引用:https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r4/2022honshi_all.pdf
定年延長とはいえ、給与は減額。
ご存じのとおり…
定年後は公的年金だけでは、「ゆとり」を生み出せません。
追い打ちをかけるのが、インフレ。
お金の価値は下がる一方です。
旅行を楽しむなど豊かな生活を望むなら…
追加の収入が必要!
経済的な安定は「精神的な安心感」につながる。
経済的な不安が小さくなれば、新しい挑戦や趣味に積極的になれます。
健康問題や家族のサポートなど、予期せぬ出費が発生することも…
経済基盤がしっかりしていると、こうした突発的な支出にも対応しやすくなります。
5つの着眼で経済基盤を固める備えをしよう
では…
生活の経済基盤を固めるための備えとは何か?
やるべきことは、次の5点です。
➊ 現在の資産確認
貯蓄や投資、不動産などの資産状況を把握し、どれだけの期間生活を支えられるか確かめよう。
➋ 収入源の多様化
収入源をひとつに絞らず、複数の収入源をもつことがリスクヘッジになる。
たとえば、パートタイムの仕事やフリーランスの仕事、副業など複数の収入源をもとう。
➌ スキルと経験の活用
収入の安定性を高めるために、これまでのキャリアで培ったスキルや経験を活かせる仕事を調べておく。
まずは、自分の強みを明らかにすることから始めよう。
その方法は、『自分の強みを見極める』の項で解説します。
➍ 健康維持
健康も重要な要素。
体力的に無理のない働き方を明確にしておこう。
➎ 市場の需要
自分のスキルや経験が現在の市場でどれだけ需要があるかを調べておこう。
確実なのは、専門家に相談すること。
スポット型のキャリア相談であれば、短時間かつ低価格で利用できます。
以下の記事が参考になります。
『自分の強みを見極める』の項で、自己診断の方法を解説しています。「相談するのは苦手」という人は、自己診断を試してください。
収入源の多様化で豊かさを実現しよう
50代までに必ずしておくべきこと…
それは、「❷ 収入源の多様化」です。
具体的には…
将来を見とおして、給与以外から収入を得る活動を始めること。
今の自分にできる
小さな副業から始めましょう
今ならうまくいかなくても、挽回可能です。
このことにより、第二の人生の、
- 経済基盤の強化
- 働き方の選択肢の拡大
…が実現し、「精神的な安心感」を得られます。
副業が軌道にのれば、これを本業に転換できる。
副業の始め方については、以下の記事で詳細を解説しています。参考にしてください。
「業務委託で在宅ワーク」も選択肢に入れよう
再雇用や再就職ばかりが選択肢ではありません。
「満員電車はもうゴメンだ」と思う人は、50代までに業務委託の在宅ワークを生活に組み入れておくと、セカンドキャリアの幅が広がります。
アラフィフ
とはいえ…
何から始めればいいんだ?
…など、最初の一歩が難しい。
そこで、在宅ワークの「最初の一歩」をサポートするサービスを紹介。
週末複業で月+10万をめざすなら…
ライフシフトラボ
ライフシフトラボは…
40~50代対象の数少ないキャリアスクール。
アラフィフ世代にマッチするサービスを提供してくれます。
おススメは…
「45歳からのキャリア複業スクール」です。
ライザップのように、トレーナーがマンツーマンで伴走支援。この手厚さが、目標達成の大きな後押しになります。
\ 「会社依存」は今日でやめます/
実績を活かして月20万をめざすなら…
CXOworks
労働人口が減少している現在、管理職の需要も増加。
管理職向けの在宅ワークの副業も増えました。
たとえば、
- 課長職以上
- フリーランスのキャリアが3年以上
…対象の求人紹介サイト【CXOworks】
週1の在宅業務でプラス月収20万をめざせます。
\ プラス20万が人生に差をつける/
業務委託の副業で稼ぎたいなら…
クラウドワークス
クラウドワークスを利用するメリットは…
- 自宅で求人情報を探せる
- あなたの状況に合わせて仕事を選べる
- 確実に報酬が入る
- 未経験でも始めやすい案件がある
在宅ワークを始めたい初心者にとっては最適なサービスです。
始め方は、以下の記事で解説しています。
ご活用ください。
ひとまず確認したい方は次のボタンから…
\ 会員登録は約30秒で完了!/
チャンスは足元に転がっています。
早い段階から始めると…
人的ネットワークも広がり、将来的なビジネスチャンスにつながる。
セカンドキャリアを意識し、中心スキルを決めて副業で収入を伸ばす…
これが人生後半を豊かにする最善の方法です。
アラフィフのうちに、自分の強みを見極める
相談が苦手な人は「キャリア曲線ワークシート」を使おう
アラフィフ
他人の強みはよく見えるが
自分の強みには確信がもてない
こんな思いにとらわれたこと、ありませんか?
しかし…
「自分には何の強みもない」と思っているのは、自分だけです。
紆余曲折があったにせよ、仕事に向き合ってきた人には、必ず何かしらの「強み」があります。
まずは…
「自分の強みは自分では見つけにくい」という認識からスタート。
試しに…
キャリア相談を利用すれば?
…と言いたいところですが
昭和生まれのアラフィフは「相談するのが苦手」という人も多い。
私たちの世代には…
自己責任や自立が強調され、他人に頼ることが弱さと見なされる風潮がありました。
それゆえ…
相談されるのは慣れているが、自分が相談するのは慣れていない。
何となく気恥ずかしい思いがする、という「世代観」があります。
そこで、試していただきたいのが、
リクルートワークス研究所が「マルチサイクル型のキャリアの実態調査」で用いた『キャリア曲線ワークシート』です。
https://www.works-i.com/research/report/item/190329_multicycle.pdf
あなたのキャリアを「広げた」「深めた」でふり返ろう
調査を目的として開発されたものですが…
「キャリア曲線ワークシート」は、キャリアの棚おろしに使えます。
さらには…
ふり返る過程で、次の3点が明らかになります。
- あなたの「強み」
- スキルを磨く観点
- モチベーション維持のヒント
まず、あなたのキャリアを、
- これまで経験していないことに取り組み、自身の幅を広げた時期
- ある分野やテーマなど、自身の専門性を深めた時期
…の2つに分けてみましょう。
これを、次の図のように左右の枠に分けます。
2つの時期は、明確に二分されるというより、
- ある時期までは業務内容の変化に応じて、仕事の幅を広げていた
- ある時を境に、深める方向に転換していった
というように、次の図のようにゆるやかな曲線であらわされます。
あなたも自分のキャリアを、「広げた」「深めた」を曲線であらわしてみましょう。
キャリアの転換点に注目して内省しよう
キャリア曲線ができたら、以下の転換点に注目。
● 「広がり」から「深まり」へ
● 「深まり」から「広がり」へ
…と転換したときの自分を、以下の観点でふり返りましょう。
- どんな役割のもと、どんな仕事を担ったか?
- どのように仕事を進めたか、自分のやり方は?
- 何をするか、自分で決めていたことは?
- どのような立場で仕事をしていたか?
- 仕事以外に何をしていたか?
- どんな学習行動をしていたか?
- 影響を受けた人は?
- 生き生きと働いていたか?
すると…
自問の過程で、次のことが明らかになります。
❶❷❸❹のふり返り=あなたの「強み」
❺❻のふり返り=スキルを磨く観点や可能性
❼❽のふり返り=モチベーション維持のヒント
❶❷❸❹のふり返りのなかで…
成功体験をピックアップ。
そして、自分がどのような状況で、どのような成果を上げたか明らかにしましょう。
再現性のある成功体験があなたの「強み」
成功体験のなかでも、再現性のあるもの。
これが、あなたの「強み」です。
なぜなら、もう一度同じ役割や立場になっても、仕事の進め方がわかるからです。
スキルや知識が成熟した状態で、それがあなた個人のナレッジとして残っています。
この「強み」をストックしておきましょう。
たとえば…
❶ プロジェクト管理
過去のプロジェクトの進捗や課題を記録したテンプレート。
今後も、同じようなプロジェクトが発生した際に、テンプレートを複製してすぐに作業を開始できる。
❷ ナレッジベースの構築
FAQ集や事例集の集約。
過去の質問や解決策を検索できるため、同じ問題が起きた際に過去の知見を提供できる。
❸ データ分析による業務効率化
業務データを収集・分析し、ボトルネックとなっている部分を特定した経験。
業務効率化に関わるコンサルに活かせる。
❹ マーケティングキャンペーン
過去のキャンペーンの成功事例や失敗事例。
独立・起業する際も、同様の手法を再度適用すれば、効果的なキャンペーンを実施できる。
❺ トレーニングプログラム
過去に実施したトレーニングプログラム。
その内容や教材を再利用することで、トレーニング手法を提供できる。
❻ 報告書作成
過去の報告書のフォーマットやテンプレート。
再利用することで、迅速かつ正確な報告書の作成方法を提供できる。
…などです。
これらは、セカンドキャリアを考えるうえで、あなたの実績としてPRできるものばかり。
ポートフォリオとして「見える化」すれば、さらに強力な「備え」になります。
そのほか…
- できなかったことができるようになった
- 弱みを克服し、強みになった
- 深く悩んだことが解決し、新たな挑戦につながった
…といった経験自体も強みになります。
次に紹介するスキルシェアサービスをのぞいてみてください。
わかるのは…
スキル獲得のプロセスにも需要があること。
なぜなら…
世間では初心者のほうが圧倒的に多いからです。
「初心者でもOK…」のキャッチコピーをよく目にするのは、これが理由。
未経験の人、初心者は、
- スキル獲得までのプロセスを知りたい
- 自分にもできるかどうか確かめたい
- どんな未来が開けるのか知りたい
…などの願いをかなえる「案内人」を求めています。
そのため、一定のスキルや成功体験をもち、ゴールまでのプロセスを丁寧に教えてくれる人には、安定した需要があります。
セカンドキャリアのヒントとして、心に留めておきましょう。
アラフィフのうちに、ロールモデルをもつ
未来が見えづらい人はロールモデルを定めよう
自分の強みは、ある程度つかめた。
しかし…
アラフィフ
その先に待つ未来が見えない
「いざ準備」の時点で、このような不安も浮上します。おススメの解決方法は…
あなたの理想をかなえた
ロールモデルをもつこと
ロールモデルの成功体験やキャリアパスを参考にすれば、自分のキャリアの方向性が定まります。
ほかにも…
- モチベーションの維持
- 実践的なヒントの獲得
- ネットワークの広がり
- スキルや知識を向上
…などメリットが多い。
ロールモデルを選ぶ基準は、次のとおり…
- あなたと同じ強みを活かして目標を実現した人
- あなたの価値観に合う人
- 一定の実績を有する人
- 明るく前向きな人
- できない人の気持ちに寄り添える人
- 倫理観が高い人
キャリア曲線の転換点での出会いをふり返ろう
自分の仕事のやり方や仕事に取り組む姿勢に強く影響を与えた人。
その人こそが、ロールモデルの候補です。
候補をピックアップする際に使えるのが…
「自分の強みを見極める」の項で紹介した「キャリア曲線ワークシート」
あなたのキャリアの●●転換点で影響を受けた人を思い出しましょう。
「あの人のようになりたい、近づきたい…」
と思い、その人を真似て自分の行動や態度を見直した経験はありませんか?
仕事関係だけでも、
- 職場の上司・同僚・後輩
- チームのリーダー
- 直接の上司ではない先輩
- 社長・会長
- 取引先の社員
- 顧客
…などロールモデルの候補はさまざま。
仕事以外でも、
- コミュニティの仲間
- 学生時代の先輩・友人
- 恩師やセミナーの講師
- ある分野のインフルエンサー
…などのなかに、「憧れの人」がいるはずです。
では、なぜ?
「あの人のようになりたい」と憧れ、自分の行動や態度を変えようと努力したのでしょうか?
それは、「憧れ」のなかに、自分の理想とする未来を見つけたからです。
ここに、ロールモデルを選ぶ 「あなただけの基準」があります。
Aさんではなく、なぜDさんに憧れたのか?
Dさんのどんなところを真似しようと思ったのか?
こう自問することで、(あなたにとっての)本当のロールモデルが明らかになります。
人生の転換点で出会った憧れの人。
これがロールモデルを定める大きなヒントになります。
迷ったらモザイク型でロールモデルを見つけよう
ロールモデルを見つけたいけど、
アラフィフ
なかなか一人に絞れない
…という人は、
複数の人の良いところを組み合わせた「モザイク型ロールモデル」をもつことで、より自分らしい生き方を見つけることができます。
多様な価値観にふれ、視野を広げることもできる。
まず、先ほど示した基準、
- あなたの目標に沿う人
- あなたと同じ強みを活かして目標を実現した人
- あなたの価値観に合う人
- 一定の実績を有する人
- 明るく前向きな人
- できない人の気持ちに寄り添える人
- 倫理観が高い人
…でロールモデル候補をリストアップしましょう。
そして、
「目標達成に関係する専門スキル」はこの人
「モチベーションの維持」はあの人
と柔軟にロールモデルを組み合わせていきます。
身近な人以外でも、書籍・インタビュー・ソーシャルメディア・セミナーなどを通じて、各分野で自分の意に沿う人々を見つけるとよいでしょう。
時間とともに価値観や目標は変わるため、定期的にロールモデルを見直すことも大切。
一人のロールモデルを通じて、別のモデルへと移行するのもアリです。
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